そもそも旅行業務取扱管理者とは?
旅行業務取扱管理者(りょこうぎょうむとりあつかいかんりしゃ)とは、旅行業法に定められている旅行業者及び旅行業者代理業者の営業所における顧客との旅行取引の責任者のことである。また、責任者となるための国家試験である旅行業務取扱管理者試験に合格した者すなわち旅行業務取扱管理者資格取得者のこと、あるいは資格そのものを指すこともある。(wiki参照)
旅行を扱う営業所には、1名、10名を超える大規模営業所においては2名以上の選任が必要となる資格です。
1度合格すれば、生涯有効の国家資格となっております。
さて、今回は、僕が1ヶ月で合格した国内旅行業務取扱管理者の勉強法をお伝えしたいと思います。
旅行業試験の特徴
この試験は、100点満点中60点以上が合格です。
しかも問題は4択で選ぶものばかり。
何も勉強せずに、「a」だけ解答用紙に書いても、25点は取れちゃう!
気軽に考えるとそういう試験です。
試験に合格するための考えとして、
全てを100%覚えようとしても、それはほぼ無理な事です。
50%の内容をしっかり覚えて、
残りは4択で「a」だけ書いとけば10点ぐらい取れます。
大事なのは、試験によく出る出題傾向を把握し、
自分が覚えやすいことを覚えて、
取れる問題を取りこぼさない。
その気持ちを持ちましょう!
業法・約款は、過去問の5年分を10回繰り返す!
とりあえず1通り目は通す
まずは業法・約款の勉強法です。
最初の1週間は、書店に並んでいるような参考書などに、
1通り目を通します。(一応)
(めちゃくちゃ長いので読み終わる頃には、頭からほとんど消えています・・)
この時注意して読むべきなのは、
旅行業法・約款は、数年に一度改正が行われています。
その改正があったところだけ入念に頭に入れましょう。
改正のところは試験に出やすい傾向にある。
その後はひたすら過去問を解きまくる
検索で「旅行業務取扱管理者 過去問」で調べると
過去5年分の試験問題、解答が無料で閲覧、印刷ができます。
業法・約款に関しては、ほぼひっかけ問題!!
同じような問題が繰り返し出題されています。
過去問を繰り返し解く際に、大事な事は、
どの文章が正解なのか?
ではなく
文章のどこが変わっていたから、間違った文章なのか!
です。
その間違ってる文章を参考書で調べる時に脳に刻まれます。
過去問を解いたらわかりますが、繰り返しているうちに、この文はひっかけだな。
とだんだんわかってきます。
繰り返しですが、旅行業務取扱管理者試験は
60%正解すれば良いのです。
業法、約款を全て覚えていたら何年あっても足りない!
業法、約款に関しては、
私はこの勉強法で自己採点92点取れていたので、
過去問繰り返しが最高だと思っています。是非参考に。
問題は実務である。
実務は私はだいぶ苦戦しました。
実務は、バス、フェリー、JR、航空と様々なジャンルがあり、
似たような数字が並んでいるのに
本当に微々たる
日付の違い、手数料の違い。
これがもうちんぷんかんぷん。
さらに地理が苦手すぎたので、
どこの祭り?三大なんちゃら・・・
そんなん知るか!!!(怒)
と一人でブチ切れていました。
JRを覚えるのがカギ?
いろいろな方が旅行業試験に苦戦された記事を見ましたが、
ほとんどの方がJRがわからないらしい。
実は私は、JR系列の会社に勤めていたので、
JRの事は何にも問題ありませんでした。
プロなので(笑)
だから1ヶ月で受かったのかもしれませんが、
実務の自己採点は62点でした(汗)
そんなJRに関するプロである私からのアドバイスとしては、
大事な事は、
「乗車券」「特急券」の違い。
払い戻しなのか、変更なのか。
日付をしっかりと確認。
閑散期、通常期、繁忙期。
JRはややこしいようで、簡単なことの組み合わせ。
細かく分けているだけなので、1つ1つの基本を覚えることができれば、
そんなに難しくないと思います。
大事なのは、JR問題100%ではなく、
苦手であれば50%をしっかり理解して、最低でも半分は正解しよう。
この考えです。
(ちなみに、私のJR系の知り合いも一緒に受けましたが、
JRの試験問題,、普通に間違えてましたww)
プロでもそんなもんです。細かく切符を見てみましょう。
バス、航空も大事なところだけ
試験に出る問題は割と限られています。
その専門家になるわけではないので、
貸切バスは完璧に。とか
大人、子供の区分を完璧に。など
よく出る問題を中心にしっかり覚えましょう。
確実に取れる問題を増やす。
試験合格への近道はこれです。
観光地や祭り、三大なんちゃら・・・
ここの観光地や、祭りに関しては完全に暗記科目です。
コツなんてありません。
暗記です。
僕はとても苦手で、80%ぐらいわかりませんでした。
正直に言うと・・・
今までの回答を見て、
「bとcの回答が少なさそうだから、全部bだ!!」
と深く考えずに、観光地などはとっとと諦めて
自分が考えればわかる問題の見直しをしていました。笑
小学校の時から地理が苦手だったので、観光地や祭りは、
自身の住んでる近隣の県の情報を細かく頭に入れ、
そこ以外は運。割り切って山を張りました。(大外れ)
ほとんど勉強もしなかったので、
自己採点62点だったのはラッキーですね。
それども受かったことに変わりはありません。
取れる問題を確実に。これに尽きます。
暗記のやり方としては、寝る前が一番良いみたいですよ!
僕も寝る前にしっかり勉強してました(説得力なし)
結論、1ヶ月でも受かるが、ギリギリになる
私は1ヶ月で受かりましたが、運の部分もありました。
学生時代を含め様々な資格を取ってきましたが、
旅行業試験は簡単な部類の試験だと思いました。
ただ、国家資格の1つともあって、確実に合格するには
実務の観光地やお祭りなど、非常に情報量の多い科目に関しては、
コツコツ覚えることをお勧めします。
業法、約款に関しては、最後の1ヶ月で十分受かるので、
試験までお時間がある方は
継続的に実務に力を入れることをお勧めします。
最後まで読んでいただいたあなた!
感謝しています。がんばれ!!
それでは。